こんばんは、でんでんです。
今日のお供酒は、昨日の記事に続きリーフシリーズの一つ、
イチローズモルト ダブルディスティラリーズです!
その名の通り、2つの蒸留所の原酒が使用されています。
そのうちの1つは既に閉鎖しており、大変貴重なウイスキーということもできるでしょう!
原酒の希少性からも、非常に珍しく、人気の高いウイスキーです。
希少だからプレミアム価格になっているの?
原酒の希少性だけではこんなに値段は吊り上がりません!
定価で買いづらいのは悲しいことですが、様々な風味が駆け巡る大変美味しいウイスキーですので、是非一度飲んでみてほしいです!
それではどうぞ。
ダブルディスティラリーズ(DD)=羽生蒸溜所+秩父蒸溜所
商品名 | イチローズモルト ダブルディスティラリーズ |
原産国・地域 | 記載なし |
蒸留所 | 秩父蒸溜所 |
原料 | モルト |
アルコール度数 | 46% |
価格 | 8,800円(税込み) ※2023/4/28時点の定価 |
イチローズモルト ダブルディスティラリーズは、いわゆるリーフシリーズの一つ、緑の葉っぱのラベルが印象的なウイスキーです。
ちなみに、他のリーフシリーズとしては、ミズナラウッドリザーブ(MWR)、ワインウッドリザーブ(WWR)があります。
さて、気になる2つの蒸留所「秩父蒸溜所」「羽生蒸溜所」についてです。
ベンチャーウイスキーの創業者、肥土伊知郎(あくといちろう)氏は、業績の悪化により実家の東亜酒造が売却されることになった際、廃棄されそうになっているウイスキー原酒を守るために奔走されました。
この東亜酒造が所有していた蒸溜所が、羽生蒸溜所。
ベンチャーウイスキー設立後、肥土氏が立ち上げた蒸溜所が秩父蒸溜所です。
つまり、肥土氏が守った「廃棄されそうになっているウイスキー原酒」こそ、羽生蒸溜所で製造された原酒なのです。
イチローズモルトのルーツとなる2つの蒸留所の原酒が使用された大変贅沢なウイスキーが、このダブルディスティラリーズです。
羽生蒸溜所は2000年に操業を停止しました。
しかしその後2021年、改めて蒸溜体制を整え、操業を再開しています。
飲んでみた感想。シェリー樽熟成のような、フルーツを詰め込んだような、複雑な甘い香りと味わい。
今回は、ストレート、ロック、ハイボールで楽しみました!
まずはストレート。
色味は明るく美しい琥珀色です。
香りはシェリー樽のようなニュアンスを強く感じます。
甘くフルーティーで華やかな香りです。
一口含むと、丸くやわらかな舌触りから甘さが広がりますが、色々な種類の甘さが口の中に押し寄せます。
シェリー酒、パッションフルーツ、綿あめ…遠くでシナモンの風味を感じたのちに、アルコール感がピリッと現れます。
ウッディーさ、渋みはほぼ感じませんでした。
続いてロック。
華やかな香りが一層引き立てられますが、お味のほうは甘みが抑えられ、スパイシーさが強調される印象です。
香りがとにかくいいですね、お菓子食べてる気分になってきます!
最後にハイボール。
遠くで甘さはするけど…なんか途端に香り、味わいが淡くなったような…
いいところが薄まってしまっている印象、ハイボールで飲むのはちょっともったいない気がしました。
定価の8,800円ではなかなか見かけない。終売するってホント?
冒頭でも記載しましたが、なかなか定価では出会いづらいウイスキーです。
プレミアム価格での通販での流通は比較的安定していますが、送料なども加味すると定価の2倍くらいが相場です。
酒屋さんで縁があることを願うか、百貨店等の抽選販売で当選すれば、定価購入権が得られるかもしれません。
さて、ダブルディスティラリーズの終売の噂ですが、現時点でメーカーからのリリースはありません。
とはいえ、操業停止前の羽生蒸溜所の原酒が使われていますので、こちらがなくなれば、現在のダブルディスティラリーズでは無くなるでしょう。
流通がある間に、楽しんでおきたいウイスキーの一つだと思います!
では、本日はここまで。おやすみなさい~
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